新・とんでも医学備忘録

かって、はてなダイアリーで書いていた「とんでも医学備忘録」の続編として復活させることにした。 ニセ科学のことを「トンデモ科学」と片仮名書きを冠することが多いが、このブログでは仮名書きの「とんでも」を冠している。これまでの常識では考えられないことではあるが、ニセ医学ではないという意である。

気管支喘息による死亡者数

 現在の年間死亡者数は1,500人くらいであるが、かっては10倍くらいの人が死亡していた病気である。ステロイド吸入薬の改良によって死亡者数が大きく減少したことによって、それは現代医学の勝利であり、その治療法の正しさを示しているかのように思われている。しかし、その考え方は、明らかな間違いである。

 寛解という症状のコントロールと死亡者数の減少は、喘息をすみやかに完治させる治療法の確立を意味しない。薬物療法による治療には限界がある、病気の本質は生体分子機械といわれるタンパク質分子の「構造相転移」という物理変化なのであるから、確実に治療するためには物理的に治療しなければならないのである。エレキバンのような永久磁石で十分である、適切に使えば喘息など1日で完治する病気である。これが常識となるとき、数百万人の喘息患者数、および年間死亡者数は簡単にゼロになるだろう。

 喘息と肺炎は症状は異なるが、部位としてはほぼ重なる。年間死亡者数が10万人を超えている肺炎であるが、ガンの合併症や敗血症以後などを除く、感染性の肺炎であれば、喘息と同じような方法で治療ができるだろう。数万人くらいは死なずに済むのではないか。

 しかし、科学を知らない、科学を知ったかぶりする、患者たちに何を言っても無駄である。実際に治療を行えば完治させることができるだろうに、治療理論を知ろうとした形跡もない。治りたくない、治したくないということなのだろう。ニセ科学扱い、ただバカにすることしかしない。まあ、それも選択の自由ということだろう。