新・とんでも医学備忘録

かって、はてなダイアリーで書いていた「とんでも医学備忘録」の続編として復活させることにした。 ニセ科学のことを「トンデモ科学」と片仮名書きを冠することが多いが、このブログでは仮名書きの「とんでも」を冠している。これまでの常識では考えられないことではあるが、ニセ医学ではないという意である。

科学的根拠とか、科学的証明とは

 人類の知識の中で最も確実といえる知識は物理法則であろう。この世界の現象はすべて物理法則に従っていると考える物理主義者である。事実があり、物理法則によって説明できれば、それが科学的根拠であり科学的説明といえるだろう。ニセ科学は事実がなく、物理法則に基礎づけることができない。

 例えば、量子力学に基づいているという「波動医学」とか、「振動医学」といわれるものは、各臓器や細胞は固有の振動数を持っており、病気の場合は外部からその固有の振動数を加えて共鳴させれば治療ができるという。しかし、量子とは原子以下の大きさの物質であるから、臓器や細胞は量子とはいえない。量子力学に基づいているというのならば、量子力学特有の現象である量子効果が見られるはずである。振動はいろいろなレベルで起きる現象であり、単なる共鳴は量子効果とは言えない。量子力学という物理法則によって説明したことにはならないので、「波動医学」や「振動医学」は、ニセ医学ということになる。

 

 このブログや電子書籍において論じている「量子磁気医学」は、量子力学に基づいている。タンパク質分子内部の原子と電子の振る舞いを制御することによって、タンパク質分子の構造と機能を変化させれば治療できることを説明している。原子や電子はもちろん量子であるから、量子力学に従っている。原子や電子は振動しており、トビトビの値しか取れないので、連続的に変化することはできず、結合状態や軌道を変化するためには励起状態になることが必要である。その時、エネルギーの吸収や放出に伴ってタンパク質分子は構造相転移することになる。分子構造が変化すれば、化学反応の程度が変化することになり、機能正常化が可能になる。ステロイドも抗生剤も不要であり、副作用もない。このように、量子効果といえる現象があり、量子力学に基づいて説明できるならば真正科学といえるだろう。磁気を加えて相転移させるのが最も確実で効果が高い。治療法の詳細は電子書籍を読めばよい。

 

 統計学や無作為化比較対照試験などは、事実や物理法則とは無関係であり、基本的に科学的根拠にはなり得ない。集団を対象とする疫学研究に適用することは反対しないが、個別の患者を対象とする臨床研究には適用すべきではない。現代医学を信奉し、エビデンス論を振りかざして、ニセ医学批判を執拗に繰り広げているバカ医師たちがやっていることは、ニセ科学批判のニセ科学化といえる。「磁気」とか、「量子」というだけで、理論の内容を検証することもせず誹謗することしかしない。患者たちを欺き、医療を飯のタネとし、高収入のエリートであり続けようとする。人々にとって有害といってもよい、そのような人物たちはネット上から即刻退場するがよい。             

 薬物療法は理論的に最も確実な知識である量子力学という物理法則と直接結びついていない。そのために有効性や確実性が低く、副作用が起きる根本的原因となっている。標準治療のほとんどは薬物療法による治療である。一部を除くが、そのような標準治療は否定してもかまわない。「量子磁気医学」においては、そのような問題は皆無であり、即効的完治が期待できるのだから。

 

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