新・とんでも医学備忘録

かって、はてなダイアリーで書いていた「とんでも医学備忘録」の続編として復活させることにした。 ニセ科学のことを「トンデモ科学」と片仮名書きを冠することが多いが、このブログでは仮名書きの「とんでも」を冠している。これまでの常識では考えられないことではあるが、ニセ医学ではないという意である。

ニセ医学批判を行っている医師たち

 粋がってニセ医学批判を行い、科学や医学を熟知しているかのように振舞っている医師たちの主張に共鳴してはならない。彼らはクーンが指摘したように、既存のパラダイムの中だけでしかモノを考えることしかできない。そのパラダイムに欠陥があっても、それは棚上げされ、そのパラダイムこそ正しいと強弁する。現代医学は天動説のように間違った科学であるから、副作用を解消することができず、原因や病名などが分からなければ治療ができない。確実な完治を目指すものではなく、寛解というその場しのぎの治療しかできない。そのために治せない病気も数多く存在する。そのような医学を科学的とは思わない。 

 医師たちは、科学の何たるかを知らない。科学の体系、法則とは、科学研究の方法や論理についての基礎をきちんと理解していない。だから、現状のように間違った医学が通用してしまう。それにもかかわらず、科学や医学を熟知していると自認しているのは滑稽ではあるが、患者たちの命と健康に係わることである、笑っているわけにはいかない。それを指摘することは逆風にさらされ、時には命を狙われるという都市伝説もある。