医学革命、パラダイム転換に反対する医師たち
1989年にいわゆる「常温核融合事件」が起きた。室温で、水素原子の核融合反応が起きることを観測したという、それまでの常識を覆すような発表が行われたのである。それを受けて、世界中の物理学や化学の研究者たちは、理論的可能性を検証するとともに再現実験に挑んだ。ほぼ否定的結果に終わったといえるが、これが科学者のとるべき行動というものである。
それに反して、医師たちは、「量子医学」や「磁気治療」に対して、ただバカにすることしかしない。そもそも、医師たちの科学知識は、化学や生物学、工学など諸科学からの借り物の知識と、解剖学や病理学など、先哲としての医師たちからの受け売りの知識ばかりである。それらの知識、つまり、現代医学パラダイムを機械的に適用しているだけで、量子力学が必要となるような基礎的研究の経験は皆無といえるだろう。入試などでは高得点をとるのだろうが、知識を詰め込んでいるだけで科学的思考力は低く、現代医学パラダイムをはみ出すことはしない医師たちに「量子磁気医学」を理解できるはずもない。
分子生物学を基礎とする現代医学は、生命現象を化学反応の集積と考えている。しかし、薬物による治療には限界があり、医学は「不確実性の科学」とさえいわれる。人体も物質であるから、分子レベルの状態や性質を明らかにするためには、原子や電子の振舞いを量子力学によって説明しなければならない。分子生物学と「量子磁気医学」は、天動説と地動説のように通約不能なのである。だから、パラダイム転換が必要となる。ところが、医師たちは、医学が量子力学を基礎とする科学の体系に組み込まれることを頑強に抵抗している。科学の真偽だけを基準に反対している訳ではない、それを認めれば既得権益を失うことになる。患者は飯のタネということである。
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